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パニック障害の治療法

パニック障害は、突然襲ってくる激しい不安や恐怖感に悩まされる精神疾患です。
心臓がドキドキしたり、息苦しくなったり、めまいがしたりするなど、体じゅうに異変を感じ、まるで死んでしまうのではないかという感覚に襲われることもあります。
しかしこの不安な気持ちは、あなただけではありません。 パニック障害は、多くの人が経験する心の病気です。
でも、決して一人で抱え込まないでください。 適切な治療やサポートを受けることで症状をコントロールし、今よりももっと穏やかな日々を送ることができるようになります。
今回この記事では、パニック障害について、相談できる場所や、具体的な対処法などについて解説します。
パニック障害で悩んでいるあなたに、少しでも役立つ情報があれば幸いです。
パニック障害の相談はどこへ?
パニック障害で一人で悩んでいる場合、まずは誰かに相談することが大切です。相談できる場所は、大きく分けて以下の3つがあります。
精神科・心療内科
→専門医による診断と治療を受けることができます。薬物療法や認知行動療法など、様々な治療法があります。
保健所・精神保健福祉センター
→地域住民の心の健康増進をサポートする機関です。無料で相談できる場合もあり、地域の医療機関や支援団体を紹介してもらうことができます。
友人・家族・信頼できる人に相談する
→周りの人に相談することは、心の負担を軽減し、安心感を得ることにつながります。
うつ病との違いと相談先
パニック障害と併発しやすいと言われているうつ病との違いについてご紹介します。
パニック障害
→特定の状況や場所を避けたり、外出を控えるなどの行動が見られる。
うつ病
→興味や喜びが薄れ、何をするにもやる気が起きない、といった状態が続く。
うつ病の場合も、精神科・心療内科、保健所・精神保健福祉センターに相談することが可能です。
また、職場や学校、地域のコミュニティにも相談窓口がある場合があります。
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パニック障害の対処法
パニック障害の対処法としては、以下のものが挙げられます。
規則正しい生活
→睡眠時間を十分に確保し、バランスの取れた食事を心がける。
運動
→軽い運動は、ストレス解消や気分転換に効果があります。
リラックス法
→深呼吸やヨガ、瞑想など、自分に合ったリラックス方法を見つける。
認知行動療法
→自分の思考パターンや行動パターンを見直し、改善していく治療法です。
訪問看護で住み慣れた自宅で治療を
パニック障害の治療には、通院治療に加えて、訪問看護も有効な手段の一つです。訪問看護師が自宅に訪問し、症状の観察、薬の管理、心のケアなどを行います。
外出が困難な時や、自宅にいながら、必要な医療ケアを受けることができます。
訪問看護のメリットとしては、以下の点が挙げられます。
住み慣れた自宅で療養できる
→病院に通院する負担が軽減されます。
自分に合ったペースで治療を受けられる
→周囲の目を気にせず、自分のペースで療養に専念できる。
生活全般の相談ができる
→医療だけでなく、日常生活に関する相談も可能です。
家族へのサポートも行っている
→家族への相談やアドバイスを受けることもできます。
訪問看護でできること
訪問看護では、以下のようなサービスを受けることができます。
健康状態の観察
→血圧測定、体温測定など、身体の状態を定期的にチェックします。
薬の管理
→服薬指導や薬の管理をサポートします。
症状の緩和
→リラクセーション法などの指導を行い、症状を緩和します。
日常生活の支援
→食事の補助、入浴介助など、日常生活のサポートを行います。
心のケア
→話し相手になり、心の状態を安定させるための支援を行います。
東京精神訪問看護ステーションのご紹介
東京精神訪問看護ステーションでは、精神科に特化した訪問看護を提供しており、適応障害の患者さんに対しても、一人ひとりの状態に合わせた訪問看護を提供しています。
看護師や精神保健福祉士などの専門スタッフがご自宅に伺い、日常生活のサポートから心のケアまで、様々な支援を包括的に行います。
ご本人だけでなく、ご家族の皆さまも安心して療養生活を送れるよう、様々な角度からサポートいたします。
訪問範囲
世田谷区 杉並区 渋谷区 中野区
※その他の地域の訪問看護についてはお問い合わせください。

