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双極性障害との付き合い方

双極性障害は、うつ状態と躁状態を繰り返す疾患であり症状は長く続きます。
そのため治療にも長期間かかることもあり、患者様だけでなくご家族などにも病気について理解していただくことが大切になります。
双極性障害は多くはうつ状態から発症することが多く、そのため精神科を受診して、うつ病と診断され治療を受けている方も多くみられます。
そのため治療経過中に躁状態が出現してはじめて双極性障害と診断が変更される場合があります。
双極性障害といっても躁状態の期間は比較的短く、多くの期間がうつ状態と言われています。
うつ状態は患者様自身もつらい症状で苦しまれることが多いですが、一度躁状態になると(状態にもよりますが)気分も高揚し、意欲もあり体も軽く何でもできるようになり患者様にとっては元気な状態のため病気が治ったのでは?と思われる方も見られます。
しかし気分は明るく元気になるだけではなく、イライラしたりせっかちになりなんでも自分が正しいと思ってしまうことも多くトラブルになることも多く見られます。
また、妄想も出現しそれによる問題行動もとってしまう場合もあります。ご家族などからすると、とても病状が分かりにくく対応に苦慮されることが多い疾患です。
双極性障害(双極症)の患者家族などの対応とは?
1・躁状態の時の対応例
躁状態では、患者様は気分が良く病識もないために病院へ受診することを拒み定期的な受診が出来ないことも良くあります。
その際は無理矢理に受診させるのではなく、今困っている症状(例えば眠れないなど)はないか?など聞いて気づくことがあれば相談してみようなどと提案してみたり、本人が信頼している人(会社の上司や友人等)から説得してもらうと受診などを受け入れられる場合もあります。
2・うつ状態の時の対応例
何もできず、落ち込んでおり意欲もないため自室にとじこもったり寝て過ごしたりしていると家族としてはついつい言動や態度に関して否定したくなったり、助言などをしたくなったりすることがあるかもしれません。しかし、まずは患者様の状態を理解するために聞き役に回ってみてください。また、ご本人があまり話したがらない場合は無理に聞き出すことはしなくてもよいです。いつも道理にそばにいてあげるだけでも十分安心できると思われます。
3・なまけなど気持ちの問題ではなく病気であることを理解し、療養できるようにする
うつ状態のときには、怠けているように見えてしまいご家族もイライラしたり不安になることもあるかもしれませんが、うつ状態の治療には心身の休養が必要です。
規則正しい生活を送れるようにサポートしてあげましょう。
具体的には、適切な食事と規則正しい生活リズムと睡眠、服薬順守がとても大切になります。
治療について
適切な薬物療法を継続し再発の兆しがあれば早めに相談
双極性障害の治療には、炭酸リチウムやバルプロ酸ナトリウム、ラモトリギンなどの気分安定薬及びオランザピン、クエチアピン、アリピプラゾールなどの抗精神病薬を中心とした治療を継続し症状を安定することが大切です。
うつ状態も躁状態の再燃の前には前兆(イライラ、不眠、不安など)があるため早めに主治医に相談したりすることが重要です。
また、躁状態への移行期には、うつ状態のときにいろいろできなかったことをやろうと無理に行動してしまうこともよくあるため少しづつゆっくりと行動するようにするのもポイントです。
東京精神訪問看護ステーションのご紹介
東京精神訪問看護ステーションでは、精神科に特化した訪問看護を提供しており、双極性障害の患者さんに対しても、一人ひとりの状態に合わせた訪問看護を提供しています。
看護師や精神保健福祉士などの専門スタッフがご自宅に伺い、日常生活のサポートから心のケアまで、様々な支援を包括的に行います。
ご本人だけでなく、ご家族の皆さまも安心して療養生活を送れるよう、様々な角度からサポートいたします。
訪問範囲
世田谷区 杉並区 渋谷区 中野区
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