1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動

お知らせ

記事公開日

認知症になりたくない…自宅で可能な認知症予防方法を紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「認知症」という言葉を聞くと、不安になる方もいるかもしれません。しかし、日々の生活の中でできる予防法を知り、実践することで、認知症の発症リスクを下げ、大切な在宅生活を長く続けることができます。前回に引き続き、今回も自宅でできる認知症予防についてご紹介します。

 

1. 質の高い睡眠とリラックスを意識する
良質な睡眠は、脳の疲労回復に不可欠です。睡眠不足は認知機能の低下につながる可能性があるため、毎日十分な睡眠時間を確保しましょう。

・就寝前のリラックス: アロマを焚いたり、温かい飲み物を飲んだり、ストレッチをしたりするのも効果的です。
・規則正しい生活: 毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるように心がけましょう。
・寝室環境: 静かで暗く、快適な温度に保ちましょう。
・日中のリラックスも大切です。読書、趣味、散歩、絵を描く、音楽鑑賞など、自分が心からリラックスできる時間を作りましょう。

 

2. 生活習慣を見直して健康的な体を作る
運動、食事、睡眠は、健康的な生活の3本柱です。これらは体の健康だけでなく、脳の健康にも大きく影響します。

・運動: ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を、毎日30分程度行うのが理想的です。無理のない範囲で、毎日継続することを心がけましょう。
・食事: バランスの取れた食事を心がけ、特に野菜、果物、魚などを積極的に摂りましょう。塩分や糖分の摂りすぎには注意が必要です。
・禁煙・節酒: タバコは認知症のリスクを高めることがわかっています。過度の飲酒も同様です。禁煙、または節酒を心がけましょう。
・生活習慣の改善は、一人では難しい場合もあります。その際は、自治体の健康教室や保健センター、かかりつけ医などに相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な生活習慣改善に取り組むことができます。

 

3. 日常生活に「頭を使う工夫」を取り入れる
脳を活性化させるためには、日常的に頭を使うことが大切です。

・家事の工夫: 献立を考えたり、効率的な掃除方法を試したり、新しいレシピに挑戦したりするなど、家事を単調な作業にせず、頭を使う機会にしましょう。
・趣味を楽しむ: パズル、クロスワード、囲碁、将棋など、頭を使う趣味を持つことは、認知機能の維持に役立ちます。
・新しいことに挑戦: 新しい言語を学んだり、楽器を演奏したり、地域のボランティア活動に参加したりするなど、新しいことに挑戦することで、脳に刺激を与えましょう。

4. 少しでも「おかしいな」と思ったら、早めに専門医に相談する
どんなに予防に努めていても、認知症になる可能性はあります。「もしかして認知症かも?」と感じたら、ためらわずに脳神経内科や精神科を受診しましょう。

早期発見・早期治療は、認知症の進行を遅らせるために非常に重要です。軽度認知障害(MCI)の段階で適切な治療を受けることで、認知症への進行を遅らせたり、症状を改善したりできる可能性があります。

認知症の診断には抵抗があるかもしれませんが、早期に専門医に相談することで、ご本人もご家族も、より安心して生活を送ることができます。

認知症は「その人らしさ」を奪う病気ではありません
認知症は、記憶力や判断力が低下する病気ですが、昔の記憶や感情は比較的保たれることが多いです。認知症になっても、その人自身が変わってしまうわけではありません。

日々の予防を続けながら、もしもの時には早期発見・早期治療につなげることで、認知症になっても自分らしく、豊かな生活を送ることができます。

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

東京精神訪問看護ステーションについてのご質問やご相談がありましたら、
お気軽にお問い合わせください。スタッフが丁寧に対応いたします。

お電話でのお問い合わせ

03-6804-9700

9:30~17:00 ※土・日を除く

外出・訪問等で電話に出られない場合がございます。
留守番電話にメッセージを残していただければ、折り返しご連絡いたします。